総合/国産「MRJ」米国の空へ 三菱航空機、海外から100機受注
昨日のニュースですがMRJの大型受注には驚きました。

(C)三菱重工
MRJとは
三菱重工が開発している小型ジェット機です。
国産旅客機としてはYS-11に続く機種ですね。
70-90人乗りの規模だそうです。
このクラスではカナダのボンバルディアやブラジルのエンブラエルがライバルです。
さらにロシアや中国の航空機メーカーも参入してきているそうです。
後から参入したMRJは先行き厳しいのかと思っていたのですが、今回100機を越える受注を得たということで、ビジネスに弾みが付くんじゃないでしょうか。
全日空からの受注とあわせてこれで125機の受注だそうです。
採算ラインに乗せるのは少なくとも300機が必要ということですが、何とか頑張ってそこまで伸ばして欲しいものです。
これからの課題は納期までにちゃんと飛ぶ機体を開発できるかでしょうか。
何せ三菱重工は新規参入したばかりの実績のない航空機メーカーです。
納期遅れなどあれば一気に尻すぼみになってしまうでしょう。
まあこんなことは当事者は重々承知でしょうね。
三菱重工といえば先日のHTV/H-IIBの製造も担当しているメーカーです。
初打上でしたが見事に成功しましたね。
MRJもこれに続いて行ってくれるのを期待します。
先の戦争で負け日本は航空産業を失ってしまったのですが、戦後60数年を経てやっと復活しそうです。
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